Emily Davies

英国女子大学創設趣意書
女性教育発展のみちしるべ:Emily Davies

著者 Emily Davies 訳者 小泉友香

 英国の女性教育運動家 Emily Davies (1830-1921)について香川せつ子氏はこう記している。
 「国教会牧師の娘として生まれたデイヴィスは、パブリック・スクールから大学へと進学した兄や弟とは対照的に、系統的な教育を受けることなく成長したのだが、「教育機会の剥奪」ともいうべき経験をバネに19世紀後半の女性高等教育運動を牽引した。」
 そのデイヴィスは、1868年に英国の社会科学振興全国協会 (NAPSS)の第12回年次大会にて “Some Account of a Proposed New College for Women” (女性のために提案された新しいカレッジに関する若干の報告)と題した講演を行ない、従前より進めていた新たな女子大学の創設への支援を強く訴えた。

 本書はその復刻と全訳であり、デイヴィスの信念が「話し言葉」で語られ、また彼女の宗教的基盤と幅広い教養、英国式ユーモアと皮肉が随所に見受けられる。
 伝統を重んじ保守的な英国において、学修科目内容に至るまでの男女均等の貫徹を目指し、これをケンブリッジ大学で実現したデイヴィスの情熱を感じて頂きたい。

2024年8月2日発行 (新書版 110頁) ISBN 979-8333156341  定価 1,800円(+税)
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